TikTokというソーシャルメディアがあります。TikTokは、自分の趣味や関心のある短い動画が流れます。短い時間で完結にわかりやすくまとまっていて、ついつい色んな動画を見てしまいます。
その中でこんな言葉が紹介されていました。
強くなることはないです。
弱い自分に苦しむことが大事なんです。
人間は元々弱い生き物なんです。
それなのに、心の苦しみから逃れようとして強くなろうとする。
強くなるということは、鈍くなるということなんです。
痛みに鈍感になるということなんです。
自分の痛みに鈍感になると、人の痛みにも鈍感になる。
自分が強いと錯覚した人間は他人を攻撃する。
痛みに鈍感になり優しさを失う。
いいんですよ、弱いまんまで。
自分の弱さと向き合い、それを大事になさい。
人間は弱いまんまでいいんですよ、いつまでも…。
この言葉はコメディアンのいかりや長助さんが出演した、あるドラマのセリフでした。
私の姿そのものをありありと書いてくださっていて、尚且つなんだか勇気づけられる言葉だなとすごく印象に残りました。
私たちは歳や経験を重ねたり、相手と比較したりする中で自分を賢く、強く見せようとしてしまいますね。そして、弱い自分に蓋をして、その強い自分を認めてもらおうとするのが私たちなのではないでしょうか。
そして、その強さの鎧を着た私は、周りの人を傷つけ、時に自分までも追い込み、傷つけていくのではないでしょうか。
でもそんな自覚もなく、弱い自分を見せられず、強い自分にも離れられずに苦しんでいくのが私たちなのでしょう。
浄土真宗で大切にしている阿弥陀如来という仏さまは、「弱いあなたも、強いあなたも、もうわかってるよ」と私をお見通しで、ずっと私とご一緒くださいます。そんな仏さまがいてくださることに気づかせてもらえると、手をあわせる時にほんのちょっとだけ、弱い自分や強い自分のとらわれから離れられ、ほっとできるるような気がします。
京都府 教念寺 古賀唯香
